就業規則
就業規則の作成
会社と従業員の間には数多くの法律で決められた約束事があります。この約束事を文書化し、お互いが気持ちよく働ける環境を一緒につくっていきます。
就業規則はなぜ必要なのか?
Q. 複数の就業規則で、労務トラブルを未然に防ぐ
人間がいる会社には、「共通のルール」が不可欠
もし労働者が1人だけなら、ほとんどの経営者はその人に関する技能・ 知識、性格や趣味、家族構成に至るまで、多くの情報を把握しているでしょ う。意思疎通もしっかり図れ、仕事を任せる範囲も的確に判断でき、不足 している技能や知識の教育訓練も施せて、トラブルの発生頻度は低くなり そうです。またプライベートな事情を勘案して休暇を与えたり、手当を増 やしたりしたとしても、誰からもクレームがくることはないでしょう。
しかし、これが5人、10人、20人と増えた場合はどうでしょうか? 例えばAさんには 10日間の有給休暇を与える一方、同期入社のBさんに は30日間の休暇を与えたとしたらAさんは不満に思わないでしょうか? 逆にAさんに支給されている配偶者手当がBさんには不支給だったなら、 Bさんは納得できるでしょうか?
複数の人間が集団で行動する会社には、一定のルールが不可欠です。同 じ条件で働く労働者には同じルールが適用されるという公平性が担保され ていなければなりません。これが使用者によって恣意的に変えて適用され てしまったら、不満が渦巻き、さまざまなトラブルが発生します。
「就業規則」で、経営者の考えをハッキリ示す
社内でト ラブルが発生するのは、不公平な適用だったり、そもそもルールの内容が 曖昧だったりすることに起因することが多いものです。「労働者を縛る」 という考え方ではなく、「こんな行動をされたら会社は困る」と経営者の 考えをハッキリと示して、公平に運用することが大切です。
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