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【事例紹介】膀胱がんでの手術や治療後の生活で障害年金は使えるか?

今回はケーススタディということで、膀胱がんでの事例を紹介していきます

手術や治療後の費用を補填するような給付金制度はありますか?

55才男性

血尿が1年近く出ていたことから、検査を受けたところ、膀胱がんが見つかりました。今は入院して手術に備えています。 手術は膀胱、前立腺、精嚢および尿道の摘出と、あわせて尿路変向(変更)術も行うため、今後はストーマに装具を装着して 尿を体外に排出させるそうです。手術や治療の費用については、加入している国民健康保険から高額療養費が出て費用の大半をカバーできると聞きました。 今後、ストーマ装具の費用も発生することになるかと思います が、この費用を補填するような給付金制度はあるのでしょう か。また、他に利用できる制度はありますか?

ストーマとは?

ストーマ……消化器疾患や泌尿器疾患による病巣を取り除いた後に、手術に よっておなかに新しく作られる便や尿の排泄出口のこと。ストーマには、人工 肛門や人工膀胱の種類があり、便・尿はストーマに装着したストーマ装具の袋 に溜まるしくみ。

 

 

回答

国民健康保険からは、高額療養費によって手術等に係る給付 がなされますが、今後発生するストーマ装具費用の補填はできません。ただし、お住いの自治体の制度によっては、所得等の条件が 付く場合もありますが「ストーマ装具等購入費の給付」が受け られることもありますので、お住いの市区町村役場で装具等の 購入費用給付に関する制度がないか、確認してはいかがでしょ うか。また、自治体でのサポートには、ストーマ装具費用の補填だけではなく「一定の金額の所得控除を受けられることによる、 所得税や住民税の軽減」や、「公共交通機関、タクシー等で利用できる運賃の割引の適用」等を受けられることもあるようです。自治体によってサポート内容はさまざまですので、市区町村役場で確認する際、あわせてどのようなサポートを受けられ るのか、確認しておくことも大切です。

 

 

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